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ある域から.7-2

ここはグランドキャニオン。
ようやく着きました。




















Grand Canyon-3, AZ, 2000

アメリカで在学中にpersonal projectとして大型カメラで夜間撮影を試みていた頃の作品。ロスアンジェルスからここまで自動車を運転、更に撮影も含めると1週間は必要。先生方に許可を得て行っていました。何かと忙しい学校でしたがその為に授業も単位も課題も余裕が持てる様に工夫して。あとは事故を起こさない様に。これが一番大切。
こうして見ますと雪がパウダーシュガーの様に見えます。ここで写っている壁には雪が積もりましたが遠景には雪は見られません。また高低差からですが上部は雪、谷底に向かっては雨となってしまう様子がそのまま見て取る事ができます。
深さ平均1200mの谷といいますから谷底から吹く風は気流を乱し、天候を複雑にするそんな光景が写っています。また撮影当時は存在すらしなかった東京
スカイツリーの高さ634mをこの風景に当てはめてみますと今はその大きさが想像出来ます。
現在日本では(少なくとも私は)自然の脅威におののいていますが今までが軽視していただけと見るのが正しいのでしょうか。かの岡倉天心さんは当時あの北茨城五浦六角堂で瞑想にふけっていたといいますがもしタイミング的に天災に遭遇していたら日本美術史は変わっていたのでしょうか。などと妄想してみたり。

古家 万