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3月 2012

ある域から.8-3

今回はこちら、
前回撮影からさかのぼること1ヶ月。時は2008年12月12日。















no. 121208   The Shinkansen, 2008
並べてみますと















no. 011109-2   The Shinkansen, 2009

主に富士山の描写に違いがあります。
撮影側の条件はほぼ同じですのであとは自然環境により違う描写が生まれ
ました。大気中のチリ、花粉、特に水分は光の進行を歪めますがこれも味となります。出来るだけ多様な場に立ち会うようにしています。

古家 万





ある域から.8-2

前回取り上げました薩埵峠(さったとうげ)から程なく近い富士川からの
光景が今回のno. 011109-2 "The Shinkansen"。














no. 011109-2   The Shinkansen, 2009

前回の撮影と同日に決行。2009年1月11日の第2回目の撮影です。撮影方法上
どうしても時間が掛かるので一晩に2種類の撮影はまれですがうまく条件が整えば行う事もあります。過去にヨセミテで一晩で3種類の撮影をした事もありましたが被写体と月の位置とそれぞれの露光時間を調整するのはこれが限界でした。

さて、ここも有名な撮影ポイントです。いわゆる日本のシンボル、富士山と新幹線の画です。私たち日本人には慣れ親しんだ様子ですが海外の方に好評な画というものがありますので大切に取り上げています。

つづく

古家 万

ある域から.8-1

ある域からシリーズ
今回はこちら、










no. 011109-1   Mt. Fuji and A Moon Trail, 2009

富士山を眺めるポイントとして有名な薩埵峠(さったとうげ)からの作品。
作品no. 011109-1ということで2009年1月11日の一作品目という意味になっています。

ここは歌川広重の東海道五十三次之内由井薩埵嶺でおなじみの場所です。原画は
検索してご覧頂くことをお勧めします。
また東名高速で東京から関西方面に移動する際はなかなか難しいのですが現地撮影ポイントを訪れる時はよく由比漁港へ桜えび目当てに立ち寄る所でもあります。

画面右上に伸びている光は月の軌道の跡ですが丁度その辺りが伊豆半島の付け根になります。そして月の光に輝いているのは駿河湾、対して左下に流れる光は東名高速と国道1号を走る車の跡になります。


つづく

古家 万



Kaizen

     2011年3月11日は日本において様々な問題を露呈させました。
 日本は何処へ行こうとしているのでしょうか。今や世界の共通語となりました
           ”Kaizen”していければいいですね。


                   no. 111011   Ippon Matsu at Rikuzentakata, 2011
     


                古家 万













ある域から.7-2

ここはグランドキャニオン。
ようやく着きました。




















Grand Canyon-3, AZ, 2000

アメリカで在学中にpersonal projectとして大型カメラで夜間撮影を試みていた頃の作品。ロスアンジェルスからここまで自動車を運転、更に撮影も含めると1週間は必要。先生方に許可を得て行っていました。何かと忙しい学校でしたがその為に授業も単位も課題も余裕が持てる様に工夫して。あとは事故を起こさない様に。これが一番大切。
こうして見ますと雪がパウダーシュガーの様に見えます。ここで写っている壁には雪が積もりましたが遠景には雪は見られません。また高低差からですが上部は雪、谷底に向かっては雨となってしまう様子がそのまま見て取る事ができます。
深さ平均1200mの谷といいますから谷底から吹く風は気流を乱し、天候を複雑にするそんな光景が写っています。また撮影当時は存在すらしなかった東京
スカイツリーの高さ634mをこの風景に当てはめてみますと今はその大きさが想像出来ます。
現在日本では(少なくとも私は)自然の脅威におののいていますが今までが軽視していただけと見るのが正しいのでしょうか。かの岡倉天心さんは当時あの北茨城五浦六角堂で瞑想にふけっていたといいますがもしタイミング的に天災に遭遇していたら日本美術史は変わっていたのでしょうか。などと妄想してみたり。

古家 万