掲載日: 2011年10月31日 0:17
前回からの続きです。何気ない場所、風景のからのとても個人的な作品です。 下に記したのは画面上のオブジェクトの点とそのラインを結んだ様子です。
図1 connecting positionings and lines
no. 030310 from the series of de-ku-wa-su, 2010
作品にもよりますがあえて示しますとこのようになります。
古家 万
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掲載日: 2011年10月24日 0:41
先日、出先で偶然にもおもしろいものを見つけたので急遽今回はこちらを特集いたします。 伝説の巨神(巨人ではない、ちなみに)と言えば、、、そうイデオン。
図1 これがその商品。”ソロシップイデオン”と表記されています。
中学生くらいの時ジャンルに限らずプラモデルをよく作ったものですがこれは知らなかった。 しかしこの昔の商品、頭をよぎるのは”なぜ”のオンパレード。 パッケージをよく見ると。(これ通常は完成予想図となります。) イデオンがソロシップより大きいって、、、と言うよりは⁈♨…♭アレッ?⏎〠☆ いや、イデオンが妙な変形してソロシップと融合しちゃってるんですが いや、これ公認シールが貼ってある正規の商品ですけど いやいや、商品化の際モックアップ、高額な金型を製作する過程で誰もツッコミを入れなかったのか、とか?いや慎重に企画したはず、とか。 商品化への時間的な都合を考えればもしかしたらこれが初期のデザイン設定 だったのか、とか。よく見るとこの後お目にかかる”アイアンギアー”に通じているような。すいません、富野由悠季監督はこれご存知なのでしょうか、などなど。
図2 通常、箱の側面には組み立て完成例が記載されるのですが、、、
さて肝心の中身ですが箱がシールされているのも手伝ってまだ中を見ていません。いや恐くて見れません。逆に見ないでこのままにしておいた方がおもしろいかと。 番組放送そして現商品の販売当時から随分月日が経ちました。この商品の歴史と存在の経緯がとても気になるある意味骨董の世界でございます。
古家 万
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掲載日: 2011年10月17日 0:31
今回は日常をとらえた作品です。 やはりこれも撮影行脚中に出くわすのですがこれこそ出くわす風景そのものかも知れません。今回の現場は西伊豆です。
no. 030310 from the series of de-ku-wa-su, 2010
何と言いましょうかふと目に入ってしまったら最後、構図を整えて撮影してみたくなる風景が時々現れます。説明しようと思えば微妙さ加減を幾らでも語ることが出来る、そんな作品です。絵画ではスティルライフ、静物画というジャンルがあるのですがそれに近いのかもしれません。時々道を外れて無性に撮りたくなるのです。
つづく 古家 万
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掲載日: 2011年10月11日 0:45
今回は本作の流れを汲むテストショットをお届けします。 撮影行脚の途中では色々な所に見学と称して寄り道をします。そこでは意外におもしろいものに出くわすことも多々ありまして。
no. 052210-1 Untitled, 2010 これは島根県にあります足立美術館の枯山水庭園の様子。こちらは庭園自体と 遠目の山並みを組み合わせて景色が作られた庭園、借景庭園として有名な所です。 この写真は私が意図的にその借景の手前中心に赤松の幹を持ってきてそれら庭園を さらに借景とした図です。
no. 052210-2 Untitled, 2010 こちらは同庭内、建物からの眺望。”フレーム越しの画”として見立て設計思案されたものとのこと。こちらは窓枠を利用した借景の借景。
no. 102210-2 The Falls, The View from Behind, 2010 そしてこちらは本作。滝壺自体がフレーミングの役割を持ち且つ手前のウォータースクリーンとその奥の遠景はさらに相互に借景の関係を担っています。 おそらく自然のものであろう左手の木と右手の大きめの岩の配置などはもはや 奇跡的。なかなか出会うことの少ないロケーションであります。
no. 112510 Untitled, 2010 秋ですね。こちらは去年のテストショットからですが季節がらということで。
古家 万
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掲載日: 2011年10月3日 0:59
今回取り上げましたのは ”月明かり滝壺から流水越しの眺め” です。
太陽光とその反射光では元々光の性質が違います。両光でも雲がかかったり霧が出るとまたそれぞれの違った光の性質が生まれます。普段目にしている世界は本来光の波長がそれぞれの物体に反射、吸収され〜などと言っていますと長くなりますので次へ
↑こちらは日中、ロケハン時のテストショット。空は晴れ時々薄曇り。 ↓そしてこちらが夜間、作品としての本番ショット。
no. 102210-2 The Falls, The View from Behind, 2010
場所にもよりますが現地のような木々が生い茂った所では光源が非常に不足になりがち。今回の撮影条件は晴天不可欠、且つ月が天頂付近に差し掛かかるタイミングでの撮影でした。作品はそのような撮影環境から自然とトップライトの陰影の深い感じとなっています。 このように双方を並べ比較してみますと太陽光と月光において木、岩、水しぶき などに当たるの光の回り具合の相違がよく観察出来るのではないでしょうか。
つづく 古家 万
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