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5月 2011

SBBD.2-3

それでは例によって矢印を印しましてどの様な画創りをしているか解説して行きたいと思います。









no. 120406   Mt. Fuji, City, and A Pine Tree, 2007
視線の誘導と画面創り

本作は月の軌跡がありません。構図上同等のウェイトを占めるのが画面右側に
取り入れた松の木です。おそらく大部分の方はこの作品を見た時この松の木の
シルエットそして遠目の富士山と視線が移るのではないでしょうか。
そして次のおそらくですがその松の幹を見てその視線は上方向に移るのではないでしょうか。例外はありますが植物は下から上に育ち伸びるものとして”方向性”を
導く手法として絵画によく使用されます。
右側への微妙な松の幹の傾きも大切です。まっすぐの時、また左に傾いた時では
どうでしょうか。おそらくまっすぐでは緞帳(ドンチョウ)になり左に傾いては画の重量バランスが左に移り不安定に見えるかもしれません。

さて次の段階で視線は画面上に行き着き左右へ別れます。右方向に伸びた枝は画面右上方向に引っ張りそして視線は下へ移動して行きます。左方向はどうでしょうか。枝は一旦画面から消えその後松の枝葉が出現します。この松の枝葉は画面の外ではつながっているはずですが画面に映らない松の様子はどのようになっているのでしょうか。これは観る人によって違い、委ねる事で成立させる手法であります。
想像力とスケール感を試す”投げ掛け”です。この演出法は例えば安土桃山時代の
絵師狩野永徳(1543〜1590年)の松の描写で頻繁に登場致します。

その後視線は富士山へと移り画面を一周して松の木に戻ってきます。偶然ですが
画面中央付近の駿河湾で漁り火でしょうか?光が円を描いています。これは偶然
とは言え画面中央にリズム感を生んでくれました。実写の醍醐味ですがこういった
偶然性もよくあります。これも楽しみの一つです。
つづく

古家 万


SBBD.2-2

今作品は2006年12月4日に撮影されました。前回取り上げました箱根芦ノ湖畔
からの撮影日々の翌日に撮影されています。主に満月の光を光源としていますので常に何作品かを計画立てて撮影しています。シリーズ全体を時系列で見ますとまた違った楽しみ方が出来ると思います。

さて本題に移りましょう。この作品には原作がありまして…。詳しくは前回ブログをご参照下さい。
本作は1939年第二次世界大戦開戦時下の緊張した時代背景にニューヨーク万博へ日本から出展された作品が基になっています。








no. 120406   Mt. Fuji, City, and A Pine Tree, 2007

帰国から1年半。2006年撮影当時の私は海外の視点で見た日本らしい風景を探していました。特にここからの風景は美しいだけでなく現代日本においては大変
意味のある光景になりはしないかと取り上げたのでした。原作の撮影当時から70年近く経つ現代の光景は何を物語るのか。大きなくくりで見れば戦前戦後と経済的
発展となるでしょうか。それは日本の近代化の歴史であり身近な所では祖父の
出兵の話、両親の幼少期の疎開の話と戦後の高度成長、そして1970年私が生を
受け現在に至るまで。想像したらきりがありませんがここからの光景は様々な
近代日本の歴史が含蓄されている様に思えるのです。そのような中でも富士山は
相変わらず壮観にそびえ立ち様子を静観しているというわけです。
私は原作のモノクロデイライトに対してカラー夜間長時間露光で撮影し70年の
時間の経過の意味で構図に松の木一本を取り入れています。

本作が発表されてから4年が経ちましたが現在の社会状況下で見るとまたしても
新たな考えが付随してくるのです。
つづく

古家 万

SBBD.2-1

作品の裏話と解説のこのコーナー Small but Big difference。今回からSBBD
としてお届け致します。
今回はno. 120406, Mt Fuji, City, and A Pine Tree, 2007です。場所は伊豆半島達磨山高原展望台あたりからの光景です。

no. 120406   Mt. Fuji, City, and A Pine Tree, 2007

今作品は1939年ニューヨーク万博に日本から出展された作品が原作になっています。作品は当時国から依頼を受けた六桜社(現コニカミノルタ)小林禎信技師により撮影。原作は著作権を考慮して載せませんがモノクロ作品で松の木はなく富士山と駿河湾岸に広がる当時の古い町並みが伺えます。ご想像下さい。モノクロパネルによる縦横約8.2mx26mの大パノラマでの展示で絶賛されたそうです。

工芸作品は作品が生まれた時代背景から読み取るのも鑑賞方法の一つ。今も昔も
万博は国家の堅持力の場でもあり当万博は第二次世界大戦開戦時下の緊張した
時代背景があります。
その原作に私の方法論で現代版としてリプロデュースしたのが当作品です。
つづく

古家 万


よりみち

今まで関心を持ってはいたものの日本の祖先が歴史の中で地震を始め自然と付き合ってきた事実を改めて思う。
帰国後始めたプロジェクト。すでに5年近くが経過した。日本の風景を求め撮影
する中自然の気まぐれさと対峙する機会には恵まれている。その中で自然はコントロール不可能である事とその自然が作り出す日本の美しい景色は深すぎる関係があるのを思い知らされる。
日本列島のカタチを客観的に冷静に慎重に観察すると過去に一体何があってきたのかおおよそ想像ができる。身近な所では景勝地の成り立ち、富士山などの霊峰と山並み、信仰の地の物語または神社仏閣の配置とそれが意味すること、読み取る想像力が試されて他ならない。













no. 111810-2   Untitled, 2010

一般的な事として日本のみならず古来大規模な地震が周期的にあるという事実と
その周期が初めて近代以降におこりつつあることは判明してきている。近代前と
後とで社会環境の何が変化してきたかを振り返ざるを得ない状況はかなりある。
アジア、日本においては西洋のお手本にしなくとも良い所まで取り入れ先祖古来の記憶が薄れる中での近代のような気がする。前代未聞の世界に類を見ない歴史的背景はアドバンテージにしていくチャンスでもある。

古家 万

Small but Big difference.1-5

今回は作品の見所を解説いたします。

本作品に限らず作品には月軌道(Moon Trail)が描かれます。本作品では月軌道は左上から右下へと流れ山頂近くで止まっています。作品中よく見られるこの象徴は書道の筆の運びと止めの表現からの引用表現です。筆で日本文字を書く時、常に考えるのは他の線との関わりから来る絶妙なバランス感です。筆をどの部分に入れ始めどこで止めるのかある時間の中での判断が要求されます。どこに月軌道(筆)をひいていくか、どこでシャッターを閉じるか(筆を止めるか)は画面構成をする上でとても酷似した緊張する表現行為です。

また被写体となる光景はコントロールの出来ない自然そのものです。これはそれに対して恐れながら画としてはコントロールさせて頂いている象徴でもあります。













no. 022807   Mt. Fuji, A Torii, and A Moon Trail, 2007
視線の誘導と画面創り

本作品では図のような視線のコントロールによる画創りがなされています。画面上で視線がおおよそどの様に動いて行くか矢印で印しました。
作品全般に渡りまして遠近感また陰影の少ない画面で視線をコントロールして画を見せてゆく日本絵の踏襲を実写で試みています。
シリーズとして光源は太陽光からのバウンス光(反射光)である月明かりであり、これも陰影感が少ない独特の画面創りをサポートしています。

5回に渡ってお届けしました。このような流れを経てお客樣方のお手元に届いているのが作品であります。
コレクションして頂いているお客様にはこの場を借りまして心より御礼申し上げます。オーナー様方、オリジナルプリント等を鑑賞されるお客様は本解説をご参考により深く楽しんで頂ければと思います。

Real Imagination/現想図は頭に思い浮かべた想像をこのような過程を踏んで現実のものとして具現化し作品として残してゆくプロジェクトです。

古家 万

Small but Big difference.1-4

と、いうわけで4度目の正直。

既に撮影を始めてから3ヵ月近くが経ちました。今回もし条件が揃わなければ
月軌道の関係で来年に持ち越しとなってしまいます。






2006年12月2日撮影











2006年12月3日撮影











2007年1月31日撮影







前回までの撮影で改善しなければならない点は構図上の月軌道の修正と大鳥居の光量不足でした。
今回は理想の軌道+気持ち順光気味で撮影を開始しました。あとの気象状況は
天に任せ。













2007年2月28日撮影
no. 022807  Mt. Fuji, A Torii, and A Moon Trail, 2007

ここ数ヶ月、今までの現場が嘘みたいに当日の天候は終始安定していました。
月軌道は理想の位置にストロークを描きました。大鳥居は鏡面化した湖面に
浮かび上がりました。昼夜何回か通いましたが事実あまり見ない湖面の鏡面光景です。
カメラと前風景と月軌道が一直線に並び像として結ばれたモーメントです。
早朝、芦ノ湖釣り解禁日で賑わいつつある湖畔を後にしたのでした。
つづく

古家 万